オーディションを受けてみないというマネージャーの言葉にLIMAはすぐには返事ができなかった。 映画、それともドラマだろうか。 デビューしたばかりの頃、一度、映画に出たことがある。 だが、その頃のことは思い出すとあまりいい気分ではない、初めてにしてはと皆は褒めてくれた。 ネットでも普通でしょ... 続きをみる
オリジナルヒロインのブログ記事
オリジナルヒロイン(ムラゴンブログ全体)-
-
事の始まりはなかったことに、アイドルと父 池神征二(いけがみ せいじ)が、その話を聞いたのは事後報告、全てが終わった後といってもよかった。 自分の娘が街中で男に言い寄られて、見かねた通行人が止めようとしたのだ。 このとき男が素直に引き下がれば問題は何もなかったのだ、ところが、男は自分を制止し... 続きをみる
-
現在地、日本、東洋人、女性、年齢、アクセス環境はパソコンのみ。 私は色々と考え国内ではなく、海外の相手を選ぶことにした。 そして、一通目のメールを送った、挨拶と簡単な自己紹介の文を、その内容に相手は驚いたようだ、きっと単純な文章を想像していたのかもしれない。 翻訳機能も数年、いや、十年前な... 続きをみる
-
地下にいたのだ、父親と一緒に、彼女を見つけたことに、ほっと安堵した。 しかし、彼女の姿を見て驚いた、髪が切られただけではない、顔は殴られてひどく腫れていた、そして火傷だ。 宿に泊まらせようと思ったが、彼女は、それを強く拒否した、休んでいれば傷も治るし、体調も良くなるというのだ。 怪我の理由を... 続きをみる
-
禪院直毘人と楽巌寺嘉伸、「帳を無駄に広げた者がいる」夜蛾はげんこつを落とす
禪院直毘人(ぜんいんなおびとは)禪院家26代目当主はである、酒が好きでいつも飲んでいる、仕事の最中であってもだ、普通なら魔よりから白い目で見られて、陰口など叩かれても不思議はないのだが、それがないのは、この男の強さかもしれない。 もし何か言われたとしても、この男は相手を敵とみなして潰すだろう、... 続きをみる
-
Original Phantom of the Opera 始まりはゲームだった 1
オペラ座の怪人好きだったよね、友人からのメールに気づいたのは真夜中だった。 遅いと思ったが、すぐにメールを返すと今から少しチャット、スカイプではなせないと返事がきた。 海外の舞台は、休演だ、そのせいかオリジナルの舞台が小劇場でいろいろと上演されているらしい。 人気のある演目なのでコアなファ... 続きをみる
-
本の間に挟んであった一通の手紙を見て男は息を漏らした。 確か去年も同じ事をしたと思いだしたのだ、出すことのなかった手紙を自分はいつまで、こうしてと思ってしまう。 忘れてしまえばいい、そして、この手紙を捨てるなりすれば片もつくのだ、自分の気持ちに。 だが、それができないのは自分の性格故だろうか... 続きをみる
-
テーブルの上にはコンビニの惣菜だけではない、数種類の手作りらしい副菜が並べられて伊丹は思わず頭を下げた。 汁物があった方が良いでしょうと出されたのは冷汁だ、市販のではない自分で作ったのだという。 普段の独り身の自分の食事とは大違いだ、だが、いざ食べようとしたとき、玄関のチャイムが鳴った。 一... 続きをみる
-
海外旅行なんて昨今は珍しくもないけど、一人旅になると話は別だと思う、それでも不安なので飛行機とホテルは旅行会社に頼んで取って貰った。 予定はなし、未定だ、というのもゆっくりと過ごしたかったのだ。 十日の休みともなるとちゃんとした会社ならともかく、バイトやフリーターともなると決して良い顔はされ... 続きをみる
-
嫌な予感がする、鍵を渡してくださいと伊丹は手を伸ばし、彼女がドアを開けるのを止めた。 鍵を受け取って差し込む、ドアノブに手をかけるが、違和感を感じた。 ノブに何か付着している、何だ、この感触、何かついている、粉か、視線を後ろにいる三浦へと向ける、そして後輩の芹沢か静に、その場を離れた。 差し... 続きをみる
-
-
鋼の錬金術師と寄生獣のクロスオーバー、二次創作です。 頭の中に声が響く、マルコーは我に返り隣を見た。 自分が支えなければ隣にいる彼女は片足では立つことも不安定だ、その瞬間、いきなり壁の一部が壊された、いや、吹き飛ばされたといったほうがいいだろう。 「もう逃げられない」 男の声にマルコーは顔を... 続きをみる
-
逃げ込んだのは鋼の世界 田宮良子はキンブリーを脅す、脳みそを喰われたくなければと
後藤が近づいてくる、緊張しながら深呼吸をした、気持ちを落ちつける為に。 でも、迷っている時間はないので田宮さんに言った。 「戦おう」 死にたくない、まだ生きていたい、そして今、ここで逃げようとしても後藤は追いかけてくる、絶対にだ。 それは、おまえの意思だな、田宮さんの声が頭の中に響く、勿論... 続きをみる
-
砂漠というか、あれた土地だった、目の前の光景に、ここはどこだろうと思いながら歩き出した。 田宮さん、ここどこだかわかると話しかける、すると頭の中に声が響いた、わからないと、ただ、世界をまたいでしまったのかもしれないと言われて、そうなのかと思い、頷くしかなかった。 空腹なのか、頭の中に声が響く... 続きをみる
-
コンビニ強盗、立て籠もり事件というのは近頃では決して珍しくはない、問題は場所だ、署が近いので警官、刑事達が使うこともある。 そんな場所で事件が起きたのだ。 駆けつけた警官達の緊張と焦り、それだけではない、周りの一般市民達は何事かと集まってくるのだ、人の数も増えてくる。 「車を用意しろ、金もだ... 続きをみる
-
「国枝君(くにえだ)ちょっといいかな、話があるんだが」 犀川(さいかわ)に声をかけられた彼女は、いいですよと答えた、ところがいざ、話し始めようとすると彼女は知ってますと少し呆れたような口ぶりで先生と声をかけた。 「知ってるって、国枝君、君」 先日のお客様のこと気になって、すみませんと言... 続きをみる
-
PSYCHO-PASS サイコパス 征陸智己の事情(恋の始まりと予感、色々?)
アニメPSYCHO-PASS サイコパスの二次創作です。 他サイトにもUpしていますが、少し手直ししています。 一つの事件が終わると正直、ほっとする、だが、それは束の間の休息というもので、また新しい事件が始まる、人が増えすぎたからだといえばそれまでなのかもしれない。 久しぶりの休日ということも... 続きをみる