雑多な日々は徒然に

オリジナル、二次の小説 舞台、役者 好きなものを呟いて書きます

## 『深夜の衝撃、そして修二は布団をかぶって叫んだ』

木桜

修二が枕を抱え、ようやく今日のデートの余韻に浸ろうとしたその瞬間――


**コンコン……**  

ドアが控えめにノックされた。


「ん……?」  

もう夜も遅い、いや、真夜中だ。まさか英介か?いや違う、あいつなら深夜は既読スルーだ。


「開けないでください」  

ドア越しに、小さな、でもはっきりとした声がした。


美也だった。


(な、なんだ……!?この夜中に!この声は危険な香りしかしないっっ)


「……どうした、美也さん?」


「アベック、いましたよね」  

ドアの向こうで少し笑っているような気配がする。


(ああ、いたよ。たくさん……もう水族館というより恋愛水槽だったよ)


「……してる人。見られていないと思ってたんでしょうけど……♡」


**(ぶはぁっっっ!!!!)**


修二の心臓は、バクン!と音を立てた。  

ベッドの上で完全に硬直。


(や、やっぱり見てた!?キスカップル見てたのか!?まさか、その反応……俺にも期待してたのかっ!?)


布団にダイブ。顔まできっちりかぶる。


「くっっっ……耐えろ、俺っっっ、耐えるんだ……!」


布団の中でのたうちまわる50男。  

理性と想像が脳内で相撲を取り始めた。


(いや、あの時はチャンスだった、確かに!でも……でも、俺にはその勇気が……!)


悔しさがジワジワと込み上げてくる。  

額に汗、心に後悔、身体は熱い。まるで変な意味での発熱だ。


「なんで、なんでだ俺……!」


枕をぎゅうっと抱きしめる。


「……でも、次は……!次こそは……!」


そう、小さな決意を胸に、修二は布団の中で悶絶しながら、**次回デートのシミュレーション100パターン**を始めたのだった。